【アンティーク】シェブロン・ビーズには浪漫があります

アンティーク・ビーズの中でもとりわけ有名で、コレクター垂涎の的となっているのがシェブロンです。

これ、ヘブロン玉と名前が似ていてコレクションを始めたころはたまに混乱していました。(全然違うものなのに!)

さて、そのビーズはどんな見た目なのかと申しますと、だいたい以下のようなものです。

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一般的に青、白、赤の組み合わせが多く、層になっています。

上のふたつは100年から200年前のもの。

断面を見ても美しく、イタリア語ではロゼッタ(薔薇)と呼ばれています。

(ちなみにシェブロンのほうは英語で山型という意味です)

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で、このビーズのなんといってもすごいところは、発明した人がきちんと伝わっている点

その名もマリア・バロヴィエール。ヴェネツィアの有名なガラス職人一族の娘です。

このビーズが発明された当時、色ガラスは重ねると割れてしまうのが常識でした。それを覆したマリアさん。すごいなぁ。

ちなみにいつごろの時代かと申しますと、15世紀末。今から500年以上も昔の話です。

遠い異国の、しかも思いきり昔の女性なのに、妙に親近感が湧いてどんな一生を送ったのかな? なんてついつい調べてしまいました。

が……博物館や書籍をあたってもあまりよくわからず。それほど有名じゃないけれど、その業界においてのパイオニア、みたいな人が個人的に好きで、「もっとよく知りたい!」と調査しても不明なことのほうが圧倒的に多いです。どうにかならんものか……。

 

まあ、それはそれとして、少ないお小遣いをやりくりしてついにゲットしました、最初期型のシェブロン! こちらは15~16世紀のものになります。

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最初期型の特徴は、7層になっていること、中心から数えて1層目と3層目にクリアブルーのガラスが使われていることです。(他にもいろいろ見立ての方法があるのでしょうが、わたしはまだよくわからず)

制作時にできた空気の抜けた穴があるのですが、それ以外は状態もよく美しいです。

 

仕舞いこむより使おう、が私のモットーなので、下手くそながらアクセサリーに。

これは購入前に画像とにらめっこして孔の直径を測り、一本かんざしにしました。

(直径の表示がない店……要は一粒一粒測るの面倒だからやりません、という店や、表示があっても現物とはまったく違う店もあって、何度泣きをみたことか……!)

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ちょっと髪をまとめたいときなどに便利なので、セミロング以上の髪の方、一本かんざしはおすすめですよ!