前回に続き、親戚からのもらいものです。
本人曰く、「九九式軽機関銃(きゅうきゅうしきけいきかんじゅう)の弾」だそうです。
この親戚は近衛歩兵第三連隊に所属し、機関銃手をしていました。(映画『硫黄島からの手紙』に出てきた栗林中将もリアルで見たことあるそうです)
もらった弾は「昭和18年の5月に大久保射場で撃ったものをこっそり持ち帰ってきたもの」だそうで。
調べてみると、現在の新宿区大久保三丁目に陸軍の射撃場があったことがわかりました。
聞けば、隊列を組んでふたりひと組で機関銃を運んだらしいのですが、「なにしろ重くて相方は運びたがらない。なのに人通りが多いところは自分に持たせろってカッコつけたがる奴だった」とぼやいていました。(笑)
ちなみに下は、別の親戚からもらった十銭硬貨との比較です。
昭和十七年の十銭硬貨はうすっぺらくて非常に貧弱です……。
さて。この弾、銃刀法違反にならないの⁉ とおっかなびっくり調べてみたら、薬莢が失われている場合、ただの金属のかたまりという扱いだそうで。
宝物として大切に持っていようと思います。